「一尺を開けば一尺の仕合わせあり」
できることから始めよう。計画の主題は生命。
2010年の提案。
土間には地面のようにどっしりとした素材が似合います。
揺れる炎、薪のはぜる音、懐かしい煙の匂い。火のまわりには人が集います。
何でもフラットにしてしまうより、それぞれの高さ関係をうまく設定することで、
多様ないとなみが仲良く共存できる空間が生まれます。
時には畳でごろごろ、思い立ったら庭に出てひと仕事、友人と土間でティータイム。
日々の暮らしをひろげ、
更に年を重ねてからの暮らしを豊かにしてくれるのも土間の魅力です。
高知県・柏島で活動するNPO法人「黒潮実感センター」の、震災に対する「中長期を見すえた教育活動を通しての災害支援活動」を紹介します。
いろいろな肌触りや雰囲気の場を併せ持つ空間には、多様ないとなみが共存できます。
ちょっとしたことですが、内と外をうまく連続させるために大切なこと。
窓から風を土間いっぱいに吸い込み、外の光や風景を迎え入れる。